<高校野球茨城国体:関東第一5-0明石商>◇9月30日◇2回戦◇ノーブルホームスタジアム水戸

U18ワールドカップ(W杯)日本代表の明石商・水上桂捕手(3年)が、関東第一に0-5と敗れ、ドラフト会議での指名を熱望した。当初は大学進学予定だったが、狭間善徳監督(55)と相談を重ねてプロ志望届を提出。捕球技術の高さなどを武器に、代表の仲間に負けない飛躍を誓った。

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水上のプロ志望届提出は粘りに粘った決断だった。納豆の街、水戸で明かした。きっかけは9月上旬のU18W杯(韓国)で全8試合中5試合に先発したこと。「たくさん試合に出て少し自信になった。上(プロ)で野球がしたいと思った」。帰国後、狭間監督や両親に「どうしても行きたい」と直訴。同監督からは「U18で感化されたんでしょうね。なめた話をするな」と言われ、進学かプロか話し合いは平行線をたどった。幾度も相談の場を設けて粘った末、母親の「自分の人生だから気持ちを強く持てるなら好きにしていい」という一言が後押しとなった。

172センチの小柄な体を生かした素早い守備が武器のイケメン捕手。夏の甲子園では「笑顔がかわいい」とSNS上で話題になった。この日は針に糸を通すような送球で三塁進塁を防いだ。「体が小さい分、すばしっこい動きを見てもらえたら」と自身の味を売り込んだ。