来春センバツの21世紀枠最終候補一覧。来年1月29日の選考委員会で出場4チームが決まる。

21世紀枠とは

困難な練習環境を克服したり、地域貢献など、野球以外の要素を選考条件に加え、甲子園出場のチャンスを広げる目的で01年から導入された。推薦校は原則、秋季都道府県大会の16強以上(加盟129校以上は32強以上)から選出。07年までは2校、08年から3校を選出(記念大会の13年は4校)。今回は新型コロナの影響で昨年秋の明治神宮大会が中止。優勝校地区に与えられる神宮枠がなくなったため、1枠増の4校になった。東、西日本から各1校、残り2校は地域を限定せずに選ぶ。同枠の過去最高成績は、01年宜野座(沖縄)、09年利府(宮城)の4強


センバツ21世紀枠 各地区の候補9校
センバツ21世紀枠 各地区の候補9校

北海道=知内(しりうち=町立)

北海道大会4強

攻守のバランスが良く、チーム力で勝ち上がった。準決勝では、優勝した北海に0-6で敗れたが、準々決勝は駒大苫小牧に3-2で競り勝った。野球場は地元町民の手作り。野球部員が率先し、伝統舞踏の「ねぶた隊列」を復活させた

◆知内 1952年(昭27)に北海道木古内高校知内分校として開校。53年、知内村立北海道知内高校として独立。81年、創部。93年、センバツ出場(初戦敗退)。主なOBに競輪の菊地圭尚。歌手の北島三郎は知内町出身。所在地は上磯郡知内町

北海道の知内“鬼滅の授業”で28年ぶりの春を待つ

センバツ高校野球の21世紀枠候補校に選ばれ、笑顔を見せる知内の選手たち(代表撮影)
センバツ高校野球の21世紀枠候補校に選ばれ、笑顔を見せる知内の選手たち(代表撮影)

東北=八戸西(青森・県立)

県大会準優勝→東北大会8強

188センチのエース右腕・福島蓮(2年)を擁し、県大会準優勝、東北大会8強入り。また文武両道を掲げ、学業にも一生懸命取り組む姿勢が評価された。練習時間が限られる中、学年や守備位置ごとのグループに分かれ、効率的な練習を心掛けている

◆八戸西 1975年(昭50)創立の県立進学校。普通科と01年に新設されたスポーツ科学科がある。春夏通じて甲子園出場なし。主なOBに元日本ハムの中村渉投手、駒大エースの竹本祐瑛投手(4年)

21世紀枠候補の八戸西「鬼」化した監督教え実った

来春センバツの21世紀枠で、東北地区の候補に選ばれた八戸西ナイン(撮影・佐藤究)
来春センバツの21世紀枠で、東北地区の候補に選ばれた八戸西ナイン(撮影・佐藤究)

関東=石橋(栃木・県立)

県大会準優勝→関東大会初戦敗退

今秋栃木大会、準決勝で19年夏の甲子園で8強入りした作新学院を破り決勝に進出。国学院栃木に敗れたものの、2位校として4年ぶり2度目の関東大会に出場。初戦で東海大相模(神奈川1位)に0-7で敗れたが健闘をみせた。野球部のグラウンドはサッカー部と共有で、外野の守備やフリー打撃練習も困難。十分な照明もなく、限られた練習時間で機動力を磨き、関東大会出場につなげた。施設や練習など限られた環境の中、学業と野球部活動を両立させ大会で好成績。地域と協力して小学生に野球を普及

◆石橋 1924年(大13)、石橋中として創立の県立進学校。クイズ研究会は全国高等学校クイズ選手権で優勝の実績。春夏通じて甲子園出場なし。所在地は下野市

21世紀枠候補の石橋は「文武不岐」県立進学校

関東地区の21世紀枠候補に選ばれた石橋ナイン
関東地区の21世紀枠候補に選ばれた石橋ナイン

北信越(富山北部・水橋(富山・県立)

県大会4強→北信越大会初戦敗退

少子化により今春再編された県立統合校の連合チーム。今秋県大会4強入りし県内の連合チームとして初めて北信越大会に出場。初戦で優勝した敦賀気比に0-5で敗れた。秋の新チームから学校再編の影響で連合チームとして結成(富山北部15人、水橋2人)

◆水橋 1983年(昭58)設立の県立校。普通科と体育コースがある。サッカー、陸上競技など部活動も盛ん。野球部も同年に創部された。今夏まで指揮を執った河井悟監督(52)は同校野球部の1期生。富山北部との統合のため、20年から生徒募集を停止している。現在は2年、3年生のみで生徒数は235人(女子99人)

◆富山北部 1916年(大5)設立の東岩瀬実業補習学校が前身。48年に高校の統廃合により富山北部を創設し、同年野球部も創部された。普通科、くすり・バイオ科、情報・デザイン科、体育コース(野球部6人が所属)がある。旧・富山北部(現2、3年生)は353人(女子221人)、新・富山北部は239人(女子135人)。69年)春夏甲子園に出場。夏は2勝を挙げた

連合初21世紀枠へ 富山北部・水橋「運です」監督

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東海=三島南(静岡・県立)

県大会4強

今秋は東部地区3位で県大会出場。準々決勝で優勝候補の静岡を破り、1958年(昭33)以来、62年ぶりの4強進出を果たした。東海大会出場は逃したが、主戦・植松麟之介投手(1年)を中心に快進撃を見せた。また「園児、小学生を対象に行う野球教室などの普及活動、それによる地域貢献」「ICT(情報通信技術)を活用した教育活動、それを利用した野球技術の向上」の2点も評価された

◆三島南 1919年(大8)に三島町立三島商として創立。49年から現校名。2001年(平13)に三島市二日町から同市大場に校舎を新築移転。学年制ではなく、単位制を採用。県内で初めて演技実習室を導入し、舞台芸術を学べる科目を持つ。制服は、ファッションデザイナーの森英恵氏がデザイン。野球部は1921年(大10)に創部し、今年で100年目。春夏通じて甲子園出場なし

21世紀枠候補の三島南、伊藤主将「責任感持って」

稲木監督(手前)から21世紀枠東海地区候補に選ばれたことを伝えられる三島南の選手たち
稲木監督(手前)から21世紀枠東海地区候補に選ばれたことを伝えられる三島南の選手たち

近畿=東播磨(兵庫・県立)

県大会準優勝→近畿大会初戦敗退

今秋県大会で準優勝。近畿大会では初戦で4強入りした市和歌山と対戦し1-2で惜敗。コロナ禍でオンライン面談などを実施。高校野球の新たな指導スタイルとして注目

◆東播磨 1974年(昭49)、「地元の生徒は地元で育てよう」という地域社会の熱い願いにより東播2市3町組合立高等学校として設立。76年に現校名に。進学校で放送部はNHK杯全国高校放送コンテストなどで活躍。野球部も同年創部で部員36人。甲子園は春夏通じて出場なし。主な卒業生に、タレントのスパイシー八木、「SASUKEオールスターズ」の山田勝己は野球部OB。所在地は加古郡稲美町

21世紀枠なら後輩陣内智則に祝電打診 東播磨監督

21世紀枠の近畿地区代表に選ばれた東播磨ナイン
21世紀枠の近畿地区代表に選ばれた東播磨ナイン

中国=矢上(やかみ=島根・県立)

県大会4強→中国大会初戦敗退

今秋は県大会4強入りし中国大会出場。初戦で桜ケ丘(山口)に3-5で敗れた。野球部は1948年(昭23)の創設以来軟式だったが、89年に硬式野球部が創部された。全国から生徒募集を行う「しまね留学」で広島などからも選手が集まる。近年、元広島捕手の山本翔監督の指導の下、19年秋は優勝を果たすなど上位進出を果たしセンバツ一般枠の補欠校に。過疎化が進む地域で、清掃や雪かきなどにも取り組む

◆矢上 1948年(昭23)、島根県矢上町立実業学校が県立に移管され、島根県立矢上高等学校としてスタート。1学年普通科2クラス、産業技術科1クラス。全校生徒246人の小規模校。春夏通じて甲子園出場なし。主なOBに元巨人の酒井順也投手。所在地は邑智郡邑南町矢上

21世紀枠候補の矢上 山本翔監督は元広島捕手


四国=川之石(愛媛・県立)

県大会8強

今秋県大会では強豪の宇和島東を破り8強入り。マネジャーを含め部員は18人。専用グラウンドはないが、野球用具を自作するなど工夫

◆川之石 1914年(大3)、私立実践農業学校として伊方農業学校が創立。1948年(昭23)、川之石高等女学校と伊方農業学校が合併し翌年開校。春夏甲子園出場なし。OBに元巨人の大本則夫投手。所在地は八幡浜市保内町川之石

川之石、少人数で練習取り組む姿勢で21世紀枠候補


九州=具志川商(沖縄・県立)

県大会準優勝→九州大会8強

部員33人全員が地元出身。OBが監督、コーチとして指導に携わる。今秋県大会は準決勝で興南に競り勝ち決勝進出し準優勝。九州大会では初戦で東海大熊本星翔を破り8強入り。エース新川投手を中心にまとまりがある

◆具志川商 1977年(昭52)宜野座、石川、前原に設置されていた商業科を統合し、単独商業高校として設立。リゾート観光科、オフィスビジネス科、ビジネスマルチメディア科、情報システム科がある。春夏通じて甲子園出場なし。所在地はうるま市

21世紀枠候補の具志川商、初陣九州大会で1勝評価


最終候補以外の推薦校

秋田=大館桂桜(おおだてけいおう=県立)

県大会4強

今秋県大会で今夏独自大会優勝のノースアジア大明桜を破り4強入り

◆大館桂桜 2016年に大館桂、大館、大館工の3校が統合して開校。普通科、生活科学科、機械科、電気科、土木・建築科がある。春夏通じて甲子園出場なし


岩手=花巻農(県立)

県大会4強

「花農(ハナノウ)」の愛称で親しまれ、創立114年を誇る伝統校。稗貫農学校時代には、童話作家の宮沢賢治が1921年(大10)12月から4年4カ月間、教壇に立ったことでも知られる。今秋は県4強入り。3位決定戦は東北大会4強の花巻東に0-5で敗れたが、7回まで0-1と食い下がった。学校生活では、生徒が育てた農産物や食料品を町内会で定期的に販売。また東日本大震災で被災した自治体へ、授業で身につけたノウハウを生かした門松などを寄贈。地元のJR花巻空港駅では、乗降客を対象とした朝のあいさつ運動を10年以上続けており、地域貢献にも力を入れている

◆花巻農 1907年(明40)、稗貫郡蚕業講習所として創立。03年に北上農と統合。生物科学科、環境科学科、食農科学科がある。春夏通じて甲子園出場なし


山形=山形工(県立)

県大会8強

新校舎建設で昨年8月までグラウンドを使用できなかったが、同夏に県4強、今夏と今秋はともに同8強と好成績

◆山形工 1920年(大9)開校の県立校で今年創立100周年を迎えた。機械、電子機械、電気電子、情報技術、建築、土木・化学の6科がある。春夏通じて甲子園出場なし


宮城=柴田(県立)

県大会3位→東北大会準優勝

東北大会ではエース谷木亮太(2年)を軸とし、初戦で福島3位の学法石川を撃破すると、八戸学院光星(青森)、東日本国際大昌平(福島)、日大山形の各県1位校に勝利。決勝は谷木が1週間500球以内の球数制限に触れるため19球しか投げられず、仙台育英に1-18で大敗したが強豪を相手に快投を演じてきた。さらに柴田は、少年野球と交流する振興活動や地域清掃、昨秋の東日本台風で被災した丸森町での災害ボランティアなどの地域貢献も評価された

◆柴田 1986年(昭61)開校の県立校。普通科と体育科がある。体育科は全国に通用する競技力を目指すために、陸上、柔道、剣道、ウエイトリフティング、体操、水球、野球の7種目で生徒を募集。春夏通じて甲子園出場なし。主なOBにロッテ小坂誠コーチ。所在地は柴田郡柴田町


福島=相馬東(県立)

県大会4強

昨年秋の令和元年東日本台風では校舎や部室が浸水。苦難を乗り越え、今秋は同校初の県4強入りを果たす快進撃を演じたことが評価された

◆相馬東 1907年(明40)、相馬女子技芸学校として創立の県立校。03年(平15)に男女共学となり現校名に。春夏通じて甲子園出場なし


群馬=館林(県立)

県大会4強

今秋の4強含め3年連続で秋の県大会8強以上の実績と文武両道を評価

◆館林 1921年(大10)創立の県立男子校。レスリング部、ボート部は強豪。春夏通じて甲子園出場なし。主なOBにプロ野球審判員の佐々木昌信氏(今季限りで引退)


茨城=境(県立)

県大会8強

90年を超す歴史を持つ伝統校。今秋は初戦で土浦日大2回戦でも常磐大高と強豪私学を破って8強入り

◆境 1928年(昭3)、境中学として開校。2009年、境西と統合した。春夏通じて甲子園出場なし。所在地は猿島郡境町


千葉=東京学館(私立)

県大会準優勝→関東大会初戦敗退

近隣地区の選手たちが集まり、練習にもさまざまな工夫を凝らし、近年着実に力をつけてきた。昨春、昨夏と県ベスト16に入り、今秋は県で準優勝し、関東大会に初出場したことが評価された。今秋の千葉大会では、準決勝で専大松戸に勝利し、決勝戦に進出。木更津総合に4-5で敗れたが準優勝を果たした。初出場の秋季関東大会では、1回戦で国学院栃木に敗れたものの、5-6と善戦

◆東京学館 1979年、男子校として開校。95年から男女共学に。系列校に東京学館浦安、東京学館新潟、東京学館船橋がある。春夏通じて甲子園出場なし。主なOBに巨人相川亮二バッテリーコーチ、ヤクルト石井弘寿投手コーチ。所在地は印旛郡酒々井(しすい)町


埼玉=大宮東(県立)

県大会4強

昨年夏、今秋と公立校では唯一4強入りを果たした実績に加え、小学生対象の野球教室に取り組むなど地域に貢献していることなどを評価

◆大宮東 1980年創立の県立校。普通科と体育科がある。甲子園は春1回、夏1回の計2度出場し93年センバツで準優勝。主なOBに阪神北川博敏コーチ、阪神吉野誠スカウトら


東京=日大二(私立)

都大会8強

2年連続の推薦。今秋は2年連続の8強入り。勉強と部活の両立など評価

◆日大二 1927年(昭2)、日大二中として開校の私立校。甲子園は夏4回、春2回の計6回出場。最高成績は59年夏の8強。82年夏を最後に遠ざかっている。主な卒業生に女優の松坂慶子、オードリーの若林正恭、春日俊彰、元日本ハムの五十嵐信一内野手、元阪神の川尻哲郎投手ら。所在地は杉並区天沼。野球部のグラウンドは立川市にある


神奈川=白山(県立)

県大会8強

2年前に始まった校舎の耐震工事の影響で活動場所が制限される中、他部の使い古した用具を活用した練習を考案。グループ分けによる取り組みで成果につなげている。学校近隣の清掃活動など、部員が他の生徒の模範となっており、総合評価による推薦となった

◆白山 1976年(昭51)創立の県立校。普通科と美術科がある。制服はテレビ東京の「浅草橋ヤング洋品店」の「あなたの学校の制服をデザインします」という企画により、デザイナーの中野裕通(ナカノヒロミチ)氏によってデザインされたもの(同校HP)。野球部も76年創部。春夏通じて甲子園出場なし。横浜市緑区の閑静な住宅街の高台に学校がある


山梨=甲府城西(県立)

県大会4強

今夏の独自大会で4強入り。秋は準々決勝で強豪の山梨学院を破って4強入りした。また小学生の練習を手伝ったり審判を務めるなど地域の野球振興にも貢献

◆甲府城西 1997年に甲府第一商と幾山工が統合して、山梨県下初の総合学科高校として開校。自然科学、人文社会、メカトロニクス、エレクトロニクス、ビジネス会計、情報管理、福祉生活科学、スポーツ健康の8系列から学ぶ。春夏通じて甲子園出場なし


長野=更級農(県立)

県大会16強

今夏独自大会で4回戦進出。今秋は地区大会を突破。初戦で優勝した佐久長聖に1-3と善戦した。農業実習などで練習時間が限られる中、創意工夫を凝らし好成績を収めたことなどが評価された

◆更級農 1907年(明40)郡立農学校として創立。48年、現校名に。2年時に8コース(生産技術、流通経済、食品科学、環境科学、アグリネットワーク、園芸デザイン、施設野菜、果樹科学)に分かれる。春夏通じて甲子園出場なし。所在地は長野市篠ノ井布施高田


新潟=東京学館新潟(私立)

県大会4強

今秋の県大会で準決勝進出。昨夏の県大会では準優勝と、近年安定した成績を残していること、また学業と部活動を両立させていることなどを評価

◆東京学館新潟 1983年(昭58)、学校法人鎌形学園により設立。千葉県内の東京学館、東京学館浦安、東京学館船橋は系列校。男子バレー、サッカー部などは強豪。甲子園は春夏通じて出場なし。所在地は新潟市 


石川=寺井(県立)

県大会4強

今秋は初戦でシード校の金沢商を破り4強入り。準決勝では優勝した星稜に0-6で敗れたが4回までは0-0と互角の戦いを演じた。地元の子どもたちに定期的に野球の体験教室を開くなど普及活動に貢献していることも評価

◆寺井 1965年創立の県立校。総合学科のみで2年時から進学、地域産業、スポーツ科学、生活・福祉の4系列に分かれる。春夏通じて甲子園出場なし。主なOBに元オリックスの西芳弘外野手。所在地は能美市


福井=美方(みかた=県立)

県大会4強

少人数ながら複数投手による巧みな継投策で県大会4強。さらに近年の県大会で好成績を収めている点を評価

◆美方 1969年(昭44)開校の県立校。甲子園は71年夏に1度出場。初戦で北海を3-1で破り甲子園初勝利。2回戦で郡山に敗れた。ボート部や駅伝部も強豪。所在地は三方上中郡若狭町


愛知=国府(こう=県立)

県大会16強

学校創立100周年を迎えた伝統校で文武両道に励み今秋16強入り

◆国府 1920年(大9)、宝飯郡高等女学校として創立。今年創立100周年を迎えた県立校。普通科と総合ビジネス科の2学科がある。甲子園は75年夏に1度だけ出場。アンダースローの青山久人投手が好投も初戦で柳井商に0-1で敗れた。青山投手は卒業後ドラフト3位で中日入り。1年目から1軍で活躍し通算14勝を挙げた。その他OBに元中日の石川緑投手、元大洋の市川和正捕手ら。所在地は豊川市国府町


岐阜=大垣商(県立)

県大会準優勝→東海大会初戦敗退

今秋県大会は決勝で県岐阜商に敗れたものの2-3と善戦し東海大会出場。1回戦で至学館に惜しくも逆転負けした。近年は昨秋も準優勝、昨夏4強、18年準優勝と好成績を収めている

◆大垣商 1902年(明35)、大垣町立商として創立。48年に大垣女子商と統合して岐阜県大垣商業高等学校となる。甲子園は夏に3度出場。88年は左腕エース篠田淳を擁し3回戦進出。津久見・川崎憲次郎と投手戦を演じたが0-1で惜敗した。篠田はドラフト1位でダイエー入団。故障に苦しみ1軍戦に登板することなく引退した


三重=松阪商(県立)

県大会準優勝→東海大大会初戦敗退

今秋県大会で準優勝。東海大会では1回戦で岐阜第一と対戦。5回までリードも逆転負けし初戦敗退

◆松阪商 1920年(大9)、創立で今年100周年を迎えた県立校。情報ビジネス科、情報システム科、国際教養科の3学科がある。甲子園は夏2回、春2回の計4回出場。60年春に8強入りした。主なOBに元南海の鈴木正内野手


滋賀=草津

県大会8強

今秋は準々決勝進出。創意工夫を凝らした練習などで実力をつけてきたことなどを評価

◆草津 1922年(大11)、栗太農学校、草津高等女学校として創立。48年に現校名。来年100周年を迎える。春夏通じて甲子園出場なし


京都=綾部

府大会8強

今秋府大会で8強入り。文武両道を実践

◆綾部 1893年(明26)、京都府蚕糸業組合立高等養蚕伝習所として創立。1948年に城丹農、綾部高、綾部工が統合し現校名に。特進コース、探究コース、スポーツ総合専攻がある。春夏通じて甲子園出場なし


大阪=山田

府大会4強→近畿大会初戦敗退

秋季大阪大会で創部以来初の3位になった。3位決定戦では19年夏全国制覇の履正社を2-1で破った。近畿大会初戦では1回戦敗退も龍谷大平安(京都1位)に1-4と善戦した。65メートル×90メートルのグラウンドはサッカー部、ハンドボール部などと3分割して使用。内野ノックしかできないスペースを効率的に使うなどしてこの秋の快進撃につなげた。

◆山田 1984年(昭59)創立の府立校。野球部も同年創部。部員33人(選手31、マネジャー2)。今秋までの過去最高成績は春季大阪大会4強。普通科のみで生徒数は1104人(女子611人)。陸上部、ダンス部なども全国大会に出場している。主なOBに、漫才コンビ・フットボールアワーの後藤輝基、プロバスケットボール選手の今野翔太ら。所在地は吹田市山田東



奈良=畝傍(うねび=県立)

県大会3位

今秋奈良大会で3位。学業と部活動の両立など

◆畝傍 1896年(明29)、奈良県尋常中学校畝傍分校として開校した進学校。今年で創立124年を迎え県内でも屈指の歴史と伝統を誇る。2004年に耳成高と統合。12年には校舎が国の登録有形文化財(建築物)に登録された。甲子園は春夏通じて出場なし。主な卒業生に高市早苗総務大臣。所在地は橿原市八木町


和歌山=耐久(県立)

県大会8強

今秋の県大会で夏準優勝の初芝橋本に8-7で競り勝ち、11年ぶりに県2次予選に進出。準々決勝で、和歌山東に0-6で敗れたがベスト8に進出。野球部の活動が学校の活性化につながったことが推薦理由に

◆耐久 同校HPによれば1852年(嘉永5)に「自学自労」の教育方針で開いた稽古場に始まり150年を超える歴史と伝統をつ、全国でも有数の古い高校の一つ。校名は、稽古場の名「耐久社」による。その後、耐久社、耐久学舎、耐久中学校と改称し、有田高等女学校と合併。1948年に現校名に。春夏通じて甲子園出場なし。主なOBに元阪神投手で寮長なども務めた梅本正之氏、元中日の金森隆浩投手。所在地は有田郡湯浅町


岡山=岡山工

県大会16強

今秋県大会で40年ぶりの勝利を挙げて16強。また積極的な地域貢献活動なども評価

◆岡山工 1901年(明34)創立の県立校で来年120周年を迎える。機械、土木、化学工学、デザイン、建築、情報技術、電気の7科がある。。ラグビー部、自転車競技部は強豪。春夏甲子園出場なし


広島=舟入(市立)

県大会16強

部員16人ながら今秋県大会では初戦で瀬戸内に完封勝利するなど16強入り。文武両道など評価

◆舟入 1921年(大10)、広島市立第一高等女学校として開校した進学校。その後、広島市立第一高等女学校、広島市二葉高等学校と名前を変え1949年(昭24)に男女共学となり現校名に。春夏通じて甲子園出場なし。所在地は広島市中区舟入南


鳥取=米子工(県立)

県大会8強

今夏独自大会4強、今秋県大会8強の実績。トンボなどを部員が手作りして練習環境を整備

◆米子工 1923年(大12)、鳥取県立工業学校として創立。72年夏の甲子園出場。1回戦で秋田市立に0-3で敗れた。主なOBに元巨人の角盈男投手ら


山口=萩商工(県立)

県大会4強

他部と共用のグラウンドや限られた練習時間という環境の中、今秋県大会4強

◆萩商工 2006年(平18)、萩商と萩工が統合して開校。総合ビジネス科、情報デザイン科、機械・土木科、電気・建築科がある。甲子園は萩商時代の1973年夏に1度出場。初戦で藤沢商(神奈川)に2-5で敗れた。萩商OBに元巨人の広田浩章投手、元オリックスの杉本潔彦投手


徳島=名西(みょうざい=県立)

県大会4強

他部と共用のグラウンドなど練習に制約がある中、今秋県大会で24年年ぶり4強入り

◆名西 1923年(大12)、徳島県立名西高等女学校として創立。普通科と芸術科がある。書道部は強豪。春夏通じて甲子園出場なし。所在地は名西郡石井町


香川=香川高専高松キャンパス(国立)

県大会8強

今秋県大会8強。実習が中心となる授業と部活動の両立など

◆香川高専 2009年(平21)、高松工業高等専門学校と詫間電波工業高等専門学校が統合して開校。高松キャンパスに創造基礎工学系の機械工学科、電気情報工学科、機械電子工学科、建設環境工学科の4学科、詫間キャンパスに電子情報通信工学系の通信ネットワーク工学科、電子システム工学科、情報工学科の3学科がある。春夏通じて甲子園出場なし


高知=土佐塾(私立)

県大会4強

両投げ両打ちのエース寺田啓悟投手を中心に今秋県大会で初の4強入り。文武両道の実践

◆土佐塾 1987年(昭62)開校の私立進学校。硬式野球部は2012年創部。春夏通じて甲子園出場なし。所在地は高知市北中山


福岡=北筑(県立)

県大会4強

今秋県大会では準々決勝で福岡工大城東を破り4強入り。文武両道の実践など

◆北筑 1978年(昭53)創立の県立進学校。普通科と英語科がある。春夏通じて甲子園出場なし。主なOBにDeNA今永昇太投手。所在地は北九州市八幡西区


佐賀=東明舘(私立)

県大会優勝→九州大会8強

文武両道で短い練習時間ながら近年好成績を収めていることなど評価

◆東明舘 1988年(昭63)、開校の私立進学校。春夏通じて甲子園出場なし。ユニホームは水色のピンストライプ。所在地は三養基郡基山町


長崎=長崎西(県立)

県大会4強

県内屈指の進学校で学業と両立しながら今秋県大会で17年ぶり4強入り。

◆長崎西 1948年(昭23)創立の県立進学校。野球部も同年創部。甲子園は夏3回(長崎中の1度含む)、春1回の計4度出場。51年春4強入り。81年夏は初戦で名古屋電気(現愛工大名電)と対戦。工藤公康(現ソフトバンク監督)の前に無安打無得点に抑え込まれた。主な卒業生にニュースキャスターの草野仁


大分=中津東(県立)

県大会8強

今秋県大会8強、09年に学校統合

◆中津東 2009年、中津商と中津工が統合して開校。甲子園は中津工で83年夏、00年夏に出場。OBに元日本ハム監督の大島康徳氏(中津工)、ソフトバンク奥村政稔投手(中津商)


熊本=八代(県立)

県大会4強

学業と両立しながら昨夏県8強。7月の豪雨で被災後も練習を続け、今秋4強入り

◆八代 1896年(明29)、熊本県尋常中学済々黌八代分黌として創立の県立進学校。春夏通じて甲子園出場なし。主なOBに前ソフトバンク監督の秋山幸二氏


宮崎=妻(つま=県立)

県大会8強

県有数の進学校で短い練習時間ながら今秋県大会8強の実績。エース川崎は好投手

◆妻 1923年(大12)、妻中として設立の県立進学校。2018年に西都商と統合。春夏甲子園出場なし。バドミントン部、弓道部は強豪。所在地は西都市


鹿児島=伊集院(県立)

県大会8強

今秋県大会で8強入りの好成績。県内有数の進学校として学業と部活動の両立などが評価された

◆伊集院 1923年(大12)、伊集院中として創立の県立進学校。春夏通じて甲子園出場なし。主なOBに元広島の鵜狩道夫投手、元大洋の竹之内徹外野手。所在地は日置市


21世紀枠・過去の出場校


出場校
01安積(福島)※宜野座(沖縄)
02※鵡川(北海道)松江北(島根)
03柏崎(新潟)隠岐(島根)
04一関一(岩手)八幡浜(愛媛)
05※一迫商(宮城)高松(香川)
06真岡工(栃木)金沢桜丘(石川)
07都留(山梨)※都城泉ケ丘(宮崎)
08※安房(千葉)※成章(愛知)※華陵(山口)
09※利府(宮城)彦根東(滋賀)大分上野丘(大分)
10山形中央(山形)※向陽(和歌山)川島(徳島)
11大館鳳鳴(秋田)佐渡(新潟)※城南(徳島)
12女満別(北海道)石巻工(宮城)洲本(兵庫)
13※遠軽(北海道)いわき海星(福島)益田翔陽(島根)土佐(高知)
14小山台(東京)海南(和歌山)大島(鹿児島)
15豊橋工(愛知)桐蔭(和歌山)※松山東(愛媛)
16※釜石(岩手)長田(兵庫)小豆島(香川)
17不来方(岩手)多治見(岐阜)中村(高知)
18由利工(秋田)膳所(滋賀)伊万里(佐賀)
19石岡一(茨城)富岡西(徳島)熊本西(熊本)
20帯広農(北海道)磐城(福島)平田(島根)

※は1勝以上挙げた学校、最高成績は宜野座と利府の4強、20年は中止