第103回全国高校野球選手権埼玉大会の開幕(9日)に向けて8日、大宮公園野球場で開始式のリハーサルが行われた。

雨が降る中、マイクの前に立った選手宣誓を務める星野の星静流(せいる)主将(3年)は「あの場所に立ったら、ちょっと緊張してきました」と笑った。宣誓の文章は、3年生からアイデアをもらって作成。毎日、練習してしっかり覚えてきたという。「やっとこの時がきたな、という感じでワクワクしています。楽しみな気持ちが大きいです」と話した。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて例年の開会式は行われず、開幕戦に臨む東農大三と川越南の選手のみが参加する開始式となる。

プラカードと司会・アナウンス担当の補助員は、県南部地区のマネジャーが担当する。本来は昨年の担当だったが、独自大会だったため今年にスライドとなった。総合司会を担当する市浦和の館石愛華さん(3年)は「去年から引き継がせていただいているので、できなかった代の先輩の分も、全力でやりたいです」。浦和北の及川詩保さん(3年)は「選手たちが、これから戦っていくという気合が入るようなアナウンスをしたいです」と意気込んでいた。