聖望学園は、意地を見せたが8回コールドで初戦敗退となった。

5回までは4-2でリードしていただけに、岡本幹成監督は「最初はうまいこといきそうだった。(作戦が)はまったと思った」と振り返った。

2回1死二塁から2番手で登板した岡部大輝投手(2年)は、右のオーバースローだったが、制球力を高めるために約1カ月前からサイドに転向。自身は5回まで無失点に抑え、流れをつくった。

6月に行われた抽選会で、浦和学院との対戦が決定。それから、戦術や浦和学院の左腕宮城の対策を徹底して練ってきた。制球のいい宮城に対し、外角のボールを意識することで4点を挙げた。岡本監督は「今までまとまりがなかったチームが、短期間でまとまった。短い夏にはなったけど、あの子たちはいい時間を過ごせたと思う」と笑顔で話した。