立教新座(埼玉)の金子永(とわ)内野手(2年)が、2安打3打点の活躍でコールド勝ちに貢献した。日本ハム金子誠野手総合コーチの長男で、身長181センチ、体重85キロの体格は父譲り。中学時代は軟式のU15日本代表に選出され、新チームから4番に座る右のスラッガーだ。

まずは3点リードの2回1死一、三塁で狭山経済・忍足から「体がうまく回ってインコースのストレートに反応出来た」と左前適時打。11点リードの4回2死二、三塁では、同じく忍足から「相手もギアを上げてきたのが分かりましたが、決めにきたスライダーをうまく運べました」と再び左前に2点適時打を運んだ。

父を尊敬するが、憧れはエンゼルス大谷。「ノーステップで打っていて軸のブレがない。自分はよく軸がブレていたので参考になりました」。ポテンシャルと学ぶ姿勢を備えた逸材が、強打でチームをけん引する。【鈴木正章】