今大会の開幕戦に登場した東農大三は、7回コールド負けで4回戦敗退となった。高広聖也監督は「完敗です。やってきたことが、できているようでできていなかった。力が及びませんでした」と話した。

秋、春とどちらも地区予選初戦敗退を喫したチームが、最後の夏に3勝を挙げた。同監督は「よく諦めないで、やってきた。心の部分の成長が見られました」と話した。

メンバー外になった選手たちは準備を通じてチームをサポートし、メンバーの選手たちは「ありがとう」と感謝する。そんな光景が、よく見られるようになった。丸山幸輝主将(3年)は「たくさんの人に支えられて、ここまできた。(開幕戦の)県営(球場)に戻ってこられて、よかったです」。

開幕戦は無観客、雨の中で行われたが、この日は有観客となり夏の暑さだった。「1番違ったのは、一般のお客さんがいたこと。暑かったし、ガムシャラにやりました。悔いはそれぞれあると思うけど、みんな笑顔でやり切ったのでよかったです」。最後の夏を戦い抜いた。