昌平は、逆転勝ちの7回コールドで16強入りを決めた。黒坂洋介監督(46)は「立ち上がりは投手がパッとしなかったけど、打線が奮起してくれた。久々の快勝でした」と話した。

プロ注目のスラッガー吉野創士外野手(3年)は、NPB9球団のスカウトが熱視線を送る前で4打数2安打1打点と結果を残した。

初回1死一塁、中前へポテン安打を放ち、チャンスを広げた。2回には2死一塁で、外角直球をとらえて左中間を破る適時三塁打。大きなガッツポーズをベンチに向かって決めた。「自然と出ました。久しぶりに(長打が)打てたので、気持ちが楽になりました」と話した。

初の甲子園出場を目指す夏。対戦相手からのマークが厳しいこともあり「体のどこかで、力みがあるのか、意識していると思う。フライや打ち損じが多いのは、それが原因だと思う」と分析した。

12日の初戦、2回戦飯能南戦以来の長打に「1本出たので、次の試合にいかすことができると思う。(勝ち上がって)上のチームと接戦になった時に1本出せるようにしたい」と意気込んだ。