第94回選抜高校野球大会(18日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が4日、オンラインで開催され、出場32校の対戦カードが決まった。東北勢では21世紀枠で初出場の只見(福島)が、大会第4日に大垣日大(岐阜)との対戦が決定。聖光学院(福島)は二松学舎大付(東京)、花巻東(岩手)は市和歌山との対戦がそれぞれ決まった。

強打の花巻東が好投手を攻略し、初の全国制覇に向けて勢いに乗る。初戦は最速149キロ右腕・米田天翼(つばさ)投手(2年)を擁する市和歌山との対戦が決まった。田代旭主将(2年)は「昨年もセンバツ大会に出場していて、プロ野球にも(ドラフトで)昨年行っていますし、本当にレベルが高いすごいチームだと思います」。昨秋の近畿大会で8強入りし、センバツ切符をつかんだ相手の印象を語った。

1発がある強力打線だ。花巻東は昨秋公式戦のチーム打率が3割4分8厘で、注目の佐々木麟太郎内野手(1年)が高校通算50本塁打、田代が同41本塁打、宮沢圭汰内野手(2年)が同18本塁打をマークするなど今大会屈指の破壊力を誇る。田代主将は「(相手は)素晴らしいピッチャーがいるので、自分たちは束になり、まとまって戦っていきたい」。つないで、つないで打ち崩していく。

初出場時の09年に菊池雄星投手(30=マリナーズFA)を擁して準優勝したのが最高成績だ。「まずは1回戦を絶対に突破できるように、目の前の戦いに1つ1つ全力を尽くして頑張っていきたい」。頂点へ一戦必勝を貫く。【山田愛斗】

◆市和歌山 2年連続8度目の出場。エース米田天翼は、最速149キロのストレートが武器の本格派右腕。昨秋の公式戦5試合で38イニング36奪三振と高い奪三振率を誇る。リードオフマンの松村祥吾主将ら攻撃力UPが上位進出のカギ。

◆市和歌山・米田天翼副主将 (花巻東は)1年生の佐々木選手をはじめ、破壊力のある打者がそろっている。でも(エースの)自分もストレートの速さに加え、低めのコントロールに磨きをかけてきたので抑えるイメージはできている。自分たちのスタイルであるロースコアの試合に持ち込んで勝ちたい。