昨夏は三塁4番として聖地でプレーした敦賀気比(福井)の上加世田頼希(うえかせだ・らいき)投手(3年)は、7回1/3を8失点と広陵の強力打線に打ち込まれた。

「初回から浮き足たっていた」と話し、初回左バッターのインコースを意識して投げるも「高さは良かったがコースがあと半個分ボールでもよかった」と3安打で2点を失った。その後も「決め球がないのが現状」と攻めきれず、計14安打を浴び悔しい結果となった。

東哲平監督(41)は「悪くはなかった。今の実力かな。相手が1枚も2枚も上だった」と評価。夏に向けて上加世田は「気持ちから強くして、一からやり直していきたい」と成長を誓った。