明秀学園日立(茨城)の石川ケニー外野手(3年)は、市和歌山(和歌山)のプロ注目のエース米田天翼投手(3年)攻略に、意欲を見せた。

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26日に行われる予定だった第94回選抜高校野球大会大会第8日目は天候不良が予想されるため、中止となり、2回戦2試合が27日に順延された。

市和歌山と対戦予定だった明秀学園日立は、甲子園の室内練習場で午前11時から約2時間、打撃練習中心に汗を流した。主将でクリーンアップを担う石川ケニーは「打つべきボールをしっかり打てばチャンスはあると思っています」と話した。

対戦が決まり、市和歌山の初戦の映像をチェック。「真っすぐで押してくる投手。落ちるボールもいい。振り負けないという気持ちで」と積極的に向かっていく。金沢成奉監督(55)は、米田投手を、木更津総合の越井颯一郎投手(3年)とタイプを重ね「米田君は全国を代表する右投手。越井君も同等レベルだと思う。秋季関東大会で、一度対戦できたのは大きな財産」と想定済みだ。

木更津総合には勝利したものの、リリーフで登板した越井投手には2イニング1安打無失点と封じ込められた。そのイメージを持ってこの冬、振りまけないスイング作りに取り組んできた。冬の成果を発揮する時がきた。

打線は上がり調子だ。金沢監督は「今までの中では一番いい状態じゃないかと思っています」と練習の成果を口にした。2月はコロナ禍でほとんど練習ができないままに、10日に大阪入り。「なかなか難しいかと思っていた」と振り返るが、毎日のミーティングで「もうどん底だから、これ以上、下はない」と選手たちを鼓舞。練習試合を重ねながら、バットスイングのキレ、シャープさが増してきた。「今日の打撃は見ているこっちが緊張感を感じる。そんないい練習ができた。相手は好投手で簡単には打てないでしょうけど、うちもなかなか仕上がってきたかな」と手応え十分だ。

好投手との対決で「打の明秀学園日立」と言われる強力打線が、本領発揮といきそうだ。