春夏通じて初の甲子園決勝進出を狙う国学院久我山(東京)が29日、兵庫・西宮市内のグラウンドで練習を行った。

上田太陽主将(3年)は「準決勝に向けてチームの雰囲気はいい。打撃の調子も上がってきている。最高のゲームができるように頑張りたい」とコメントした。

この日は約2時間、打撃練習を中心に汗を流した。最速135キロ右腕の成田陸投手、技巧派左腕の渡辺建伸投手(3年)は、ともにブルペン入りせずに調整した。

準決勝で対戦する大阪桐蔭は、準々決勝で大会最多タイ記録の1試合6本塁打をマーク。強力打線と対する投手起用について、尾崎直輝監督(31)は「まだ投げていない投手もいるので、誰で行くか一晩考えたい。できれば3、4点で抑えて欲しいが、総力戦になると思う」と話した。

昨秋の明治神宮大会でも登板した松本宗二郎投手(2年)、公式戦未登板の酒井洸明投手(3年)もマウンドに上がる可能性がある。豊富な投手陣と、犠打あり、バスターあり、1発ありの打線。全員野球で、優勝候補と相対する。