2年連続36度目出場の北照が初戦を突破した。1回2死二塁、4番今枝優真右翼手(2年)が左翼スタンドに先制2ランを放った。大会1号に「とてもうれしい。メモリアルホームランになった」と喜んだ。チームは3回に3失点で一時逆転を許すも、直後に2得点でひっくり返し、5回に3得点。今枝の1発が10安打で打ち勝った打線に勢いを与えた。

「19秒ルール」を守って一気に生還した。チームでは打球がバットに当たった瞬間からの秒数を計測。19秒以上かかると、次の打者にとってリズムが良くないため、本塁打でも全力疾走が徹底されている。「足が遅いので」と苦笑いの今枝も18秒台前半の全力疾走で、ダイヤモンドを駆け抜けていた。