今春センバツに出場した花巻東が、昨春と同一カードとなった盛岡大付との決勝を21-2で完勝し、4大会連続10度目の優勝を飾った。昨年も15-0で勝利していたが、それを超えるスコアで頂点に立った。高校通算67本塁打の2年生スラッガー、佐々木麟太郎内野手は「3番一塁」で出場し、第1、2打席は内野安打、第3打席は二ゴロ、第4打席は死球、第5打席は2点適時打、第6打席は遊飛。5打数3安打2打点1死球と大当たりも、1発は出なかった。

花巻東打線が計19安打と爆発した。初回に4番田代旭捕手(3年)の内野ゴロの間に先制。3回には田代、小沢修外野手(3年)、小原大和内野手(3年)の適時打で3点を追加した。4回には渡辺陸外野手(3年)が左越えにソロ本塁打。5回には渡辺が2打席連発となる左越え3ラン、小原の左越え3ランなど打者一巡の攻撃で11点を挙げた。6回には佐々木麟がこの日3安打目となる2点適時打を左前に決めた。7回にも3点を奪った。

この優勝で花巻東は甲子園出場がかかる夏の選手権大会の第1シードが確定。また6月8日に福島県で開幕する東北大会に岩手県の第1代表として出場する。