第104回全国高校野球選手権は17日、休養日を迎えた。18日は、準々決勝4試合が組まれている。特に注目は高校通算66本塁打の高松商浅野翔吾外野手(3年)を擁する高松商(香川)と甲子園10勝の山田陽翔(はると)投手(3年)が軸の近江(滋賀)の一戦だ。

近江の剛腕山田は16日のオンライン取材で意外なことを打ち明けた。「SNSで話したりする。浅野とはよく話します。人柄は本当に優しい。本当に野球が好きだと感じました」。親交は深いが、勝負は別だ。

山田は浅野との対戦を前に「変化球と速球をうまく使いながら(組み立てる)。三振に打ち取ると相手打線の勢いを封じ込められるので狙いに行きたいけど、まずは長打を許さないことを意識したい」とした。今大会最速148キロの速球で、横浜(神奈川)の松坂大輔を超える甲子園通算98奪三振を誇り、3回戦の海星(長崎)戦では満塁本塁打で打撃でも貢献。投打にわたる活躍で、史上13人目の甲子園10勝も果たした。

一方の高松商は、今秋ドラフト1位候補のスラッガー浅野がカギだ。山田との対決を前に「負けたくない。(山田は)世代ナンバーワン投手だと思っているので、絶対打ってやる、という思いです」と話した。初戦の佐久長聖(長野)戦で2打席連続本塁打を放ち、清原和博氏のPL学園(大阪)時代の記録を超える高校通算66号を達成。身長170センチながら、香川大会打率5割7分1厘の圧倒的な打撃力で、チームを52年ぶりに8強に導いた。

両校ともに超高校級の選手が引っ張るチームカラーで、今大会屈指の好カードになりそうだ。

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