「白河越え」を成し遂げたVナインが、東北の地に凱旋(がいせん)した。第104回全国高校野球選手権で優勝した仙台育英(宮城)が一夜明けた23日、地元に帰郷し、仙台市宮城野区の同校で優勝報告会を行った。移動は陸路で新幹線を乗り継ぎ、午後2時19分頃に「白河の関」付近を通過。JR仙台駅では1000人以上の人々が出迎え、東北勢初優勝を祝福した。

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須江監督は今後、白河の関を「お礼参り」する考えを明かした。陸路での帰郷は学校側の手配だったが、「僕が選んだわけじゃないんですけど、陸路がいいなと思っていました」。白河の関跡には現在、白河神社がある。10月2日からの栃木国体に出場予定で「1回、白河に行って、お礼参りをしないといけない。国体の時に寄ってみようかなと思います」と話した。