今夏の甲子園で東北勢初の大旗白河越えを果たした仙台育英(宮城)の優勝を記念した「記念企画展」が9日、仙台市内にある藤崎本館3階特別室で始まった。企画展には深紅の大優勝旗をはじめ、優勝盾、メダル、ユニホーム、甲子園での戦績をたどったパネル写真などが展示されている。

展示を見た須江監督は「大会での歓声や生徒と話したことを思い出す。東北の皆さんと勝ち上がってきた軌跡を見て、喜びや感動を分かち合ってほしい」と語った。一番乗りで来場した宮城・多賀城市の44歳男性は大優勝旗を目にし「間近で見られてすごい。迫力に押されました。日本一にならないと見ることができない旗だと感じました」。決勝当日はパブリックビューイングで応援。「何度も優勝旗を持つチャンスがあって、やっと(東北に)来た。感動でした」とあらためて感動に浸っていた。

企画展は11日まで。午前10時~午後5時。入場無料。