今夏、甲子園出場の市船橋が準決勝で専大松戸に延長11回の末敗れ、来春のセンバツ出場の参考となる秋季関東大会出場を逃した。

11回表、6回からリリーフし、好投を続けていた工藤将祐投手(1年)が1死一、二塁から、左翼線にる適時二塁打を浴び勝ち越しを許した。その裏には、無死三塁のチャンスを作るも、専大松戸の好投手、先発の平野大地投手(2年)の最後まで球威の落ちない真っすぐとキレのある変化球で打ち取られた。工藤は「甘く入った真っすぐを打たれた。自分の甘さが出た。でも、1つ上の代で投げさせてもらっていい経験になりました。春には、一回り大きくなって今とは違う自分になりたい」と成長を誓った。

今春から続いた県の連勝も途切れた。海上雄大監督(40)は「(夏甲子園出場で)スタートも遅かったチームがよくここまで勝ち上がれた。最後までよく戦いぬいてくれました」と、選手たちの秋の戦いをたたえ「本当の力をつけて負けないチームを作りたい」と、来春に期待した。