春夏合わせ甲子園16度の出場を誇る盛岡大付(岩手)が16日、全国屈指の名将、学法石川(福島)の佐々木順一朗監督(63)を招いて講演会を開いた。
佐々木監督は、3年生を含む選手ら約110人と関口清治監督(45)とコーチ陣に約1時間半、熱弁した。
金言に耳を傾けた。自身の生い立ちから話し始め、選手に質問を投げかけて笑いを誘い、ナインとの距離を縮めたところで本題に入った。「本気になれば世界が変わる」。「運命を愛し、希望に生きる」という2つのモットーを紹介。さらに実際の試合を挙げ、試合時の心得「慌てず、焦らず、諦めず」を伝えた。講演会を終えた佐々木監督は「1個も笑ってくれなかったらどうしようと思ってましたけど、選手の反応も良くて、良かったと思います」と笑顔で振り返った。
言わずと知れた名将だ。かつては仙台育英で監督を務め、春夏通算計19度の甲子園出場を果たした。01年春と15年夏には準優勝。これまでに積み上げた甲子園通算勝利数「29」は、東北6県の現役監督最多勝利数だ。関口監督は「他の監督に話を聞けるのは、選手らにとって普段(私が)言っていることの再確認ができる。効果があると思います。佐々木監督はネタを持っているので、引き出しもいっぱいある。話を長く感じさせなかった」と、感無量の表情だった。
昨年は星稜(石川)林和成前監督を招き、講演は今回で2回目。来年も3回目となる講演会を開催する予定で今後も続けていく方針だ。【佐藤究】

