昨夏に奈良を制した天理の初戦(7月10日、第3試合)の相手が強豪・奈良大付に決まり、会場がどよめいた。両校は18年夏の決勝で対戦しており、1回戦屈指の好カードだ。

先にシード校の抽選が行われていたことで、奈良大付の主将・武広祐輝内野手(3年)は何番を引けば、天理と当たるかわかっていた。その通りの番号を引くと、ステージ上で笑みを浮かべた。

昨秋の智弁学園、今春の天理に続く強豪との対戦を引いた武広主将は、「運がいいんかな」と笑い、春に敗れた相手との再戦にも恐れる様子はなし。「自分たちは準備してきていた。どこのチームと当たっても、絶対に夏に甲子園行くんだっていう気持ちは強い」と堂々と話した。

一方の天理・下林勇希主将(3年)も、「春の状態に比べて、どんどんチームとしても一体感が増してきている。ここからまたさらに夏に向けて高めていけたらいい」と自分たちの成長をアピールした。

注目の一戦は、7月10日の午後2時に佐藤薬品スタジアムで行われる。

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