第105回全国高校野球選手権(8月6日開幕、甲子園)の和歌山大会の組み合わせが決まった。7月11日に紀三井寺運動公園野球場で開幕する。

6連覇(独自大会含まず)を狙う智弁和歌山は、同15日第2試合に登場。初戦(2回戦)は高野山との好カードになった。同じゾーンに桐蔭が入り、互いに勝ち進めば3回戦で顔を合わせる。

春優勝の市和歌山の初戦(2回戦)は同14日の第2試合で、紀北工と対戦。箕島は同13日の第1試合で南部と初戦(2回戦)を戦う。

決勝は同28日の予定。

【展望】

智弁和歌山と市和歌山が頭一つ抜けている。

智弁和歌山は故障者が続出した春季大会で準優勝に終わったが、危機感を持って全体の底上げを進めた。青山達史外野手(3年)中塚遥翔内野手(3年)の主軸は迫力満点。戦力が整えばやはり本命になる。

春優勝の市和歌山は、エース栗谷星翔投手(3年)ら豊富な投手陣が順調にレベルアップした。打線も長打力こそ智弁和歌山に分があるが、春に見せたつながりは驚異的。ライバルの6連覇を阻止する力を備えている。

続くのは箕島か。1年時から経験を積む主将の沢虎太郎捕手(3年)は投手も兼任する大黒柱だ。春4強の和歌山南陵や、昨秋準Vの近大新宮などが追う。