県勢1番星から甲子園へ-。離島のロケット打線が、離陸準備を整えた。

種子島は1日、第105回全国高校野球選手権大会(8月6日開幕、甲子園)の鹿児島大会の加治木との開幕戦が2日に雨天順延となり、同市内の室内練習場で約2時間、打撃練習などで汗を流した。

「種子島宇宙センター」で有名な地元。就任2年目の四位仁史監督(32)は、大型ロケットの発射場の同センターになぞらえ、チームの攻撃力を「ロケット打線」と命名した。守り勝つ野球を信条としながら、打ち勝つ野球も求める。理科の教諭でもある指揮官は休日に「ドライブがてらに」と自宅から約50分車を走らせ、「世界一美しい」と称される日本最大のロケット発射場を見に行くこともある。学校で上空を飛行する機体を眺めて「うちの打線も打ち上がってくれないかな…」と思いをはせたこともある。

そんな「ロケット打線」のキーマンになるのが1番林田青主将(3年)。四位監督は「大事な場面で打席が回ってくることが多い。練習でも手を抜かないし、チーム内でも信頼が厚い。彼が打つと盛り上がる」と言う。林田主将は「目標は優勝して甲子園出場。打ち勝っていきたい」と力強く宣言。離島からの聖地を目指し、まずは仕切り直しとなる夏初戦から“打ち上げ成功”で弾みをつける。

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