3月のWBCで侍ジャパンを世界一に導いた栗山英樹前監督(62)が、6日に開幕する第105回全国高等学校野球選手権記念大会で、ABCテレビが中継する開会式に出演することが分かった。同局が3日、発表した。

栗山氏は「開会式の大行進の瞬間に何を感じるのか、野球をやっててよかったなと思うのか、これが未来永劫(えいごう)続いてほしいと思うのか…いずれにしても、みんなの原点がここにあるのは間違いないので、そこに60歳を超えて参加させてもらえるという、これほど幸せなことはないので、ただただ感謝しています」と語った。栗山氏は大会の始球式を務めることも発表されている。

また番組では、試合と試合の間に放送するインターバル企画「甲子園 喜怒哀楽」もスタート。「熱闘甲子園」キャスターの斎藤佑樹氏が、高校野球と深く関わってきた名将・名選手と対談するというもので、かつて熱闘甲子園のキャスターを務めた栗山氏との師弟対談が実現した。

栗山氏は「佑樹には『こういう方向にいってほしいな』と思っていた通りになっているので、とてもうれしいですね。ただ、すごくしゃべりすぎてしまいますね。これから佑樹と対談するのはやめた方がいいな」と苦笑していた。