藤枝明誠(静岡1位)が愛工大名電(愛知1位)に6-10で敗れた。先発のエース右腕・山田十三(2年)が初回に先制を許すと、野手の失策なども絡んで4回までに6点を先行された。光岡孝監督(45)は「勝てば、甲子園が現実味を帯びる試合。硬さを取ってあげられなかった監督の責任」と唇をかんだ。序盤の大量失点が重く響いた。
反撃は、グラウンド整備明けの6回だった。敵失で2点を返すと、なおも2死二、三塁。9番矢沢蒼大外野手(2年)が、中前に2点適時打を放った。コールド負けのピンチから一時は2点差に。粘りは見せた。8回に中前適時打を放つなど、3安打1打点と気を吐いた一瀬友希主将(2年)は「粘れたことが唯一の収穫」と話した。
悔しい敗戦となったが、チームは3年ぶりに県を制して東海4強入りを果たした。来春センバツは、東海地区の出場枠が3枠。創部初のセンバツ出場を告げる吉報が届く可能性はある。指揮官は「自分たちでどうこうできることではないけど、選手たちは精いっぱいやってくれたと思う」とねぎらった。出場32校を決める選考委員会は、来年1月26日に行われる。【前田和哉】

