智弁和歌山が須磨翔風(兵庫)に16安打12得点の猛攻で大勝し、2年ぶりの決勝進出を決めた。“恐怖の9番バッター”で来秋ドラフト候補の山田希翔(まれと)内野手(2年)が4安打3打点の固め打ちで強力打線をけん引した。天理(奈良)に5-1で快勝した京都国際との決勝は、2日に行われる。

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智弁和歌山の9番山田希が、4安打3打点の固め打ちで2年ぶりの決勝進出に貢献した。5回2死一、二塁から左中間への2点適時三塁打を放つなど、下位打線ながら強力打線をけん引。「ライナーを徹底して打っていこうっていう自分の軸持ってやってたので、それがいい結果につながったと思う」。今大会は2試合で8打数7安打、打率8割7分5厘の5打点と絶好調だ。

元阪神の中谷仁監督(45)は「9番があれだけ機能すれば、ちょっと嫌ですよね」と得意げな表情。「日本ハム(OB)の金子誠さんだったりとか、つないでいくのに9番は結構大事な打順だと思っていますので」と説明し、身長183センチの大型遊撃手で「スケール感のある選手だと思う」。現地で視察したロッテ三家スコアラーも「雰囲気がある。グラウンドで見栄えする」と熱視線を送っていた。

決勝でぶつかる京都国際のエース左腕中崎は、兵庫・西宮市内にある野球アカデミーの関メディベースボール学院中等部の1学年先輩で親交がある。「投げてくるかわからないですけど、打ちたいです」と闘志を燃やした。“恐怖の9番バッター”として決勝も暴れ回り、2年ぶりの頂点へと導く。【塚本光】

◆山田希翔(やまだ・まれと)2007年(平19)6月17日生まれ、兵庫県芦屋市出身。父と兄の影響で3歳頃から野球を始め、浜風小2年時に、浜風スターズに入団。潮見中では関メディベースボール学院に所属。黒川史陽(楽天)に憧れて智弁和歌山に入学。50メートル6秒2。身長183センチ、体重72キロ。右投げ右打ち。

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