智弁和歌山の主将・辻旭陽(あさひ)外野手(3年)が、7日に甲子園で開幕する第106回全国高校野球選手権の開会式で、選手宣誓を行うことが決定した。開会式は7日の8時半から同球場で行われる。
全49校の主将がくじを引き、すべての組み合わせが決定した後、19人の主将が立候補し、抽選が行われた。辻は封筒の中にある「選手宣誓」と書かれた紙を確認し、紙を持ったまま右手を高く突き上げ、主将以外の選手らが座る客席からは歓声が上がった。
中谷仁監督(45)が「今後の人生に必ずプラスになる」という思いで立候補を提案。辻は「まさか当たるとは」と驚きつつ「もうみんなやれやれって、当たる気がするみたいな、やる前からずっと引くっていう話をしていたので、当たった時に歓声が起きたのかな」と明かした。「106回大会にふさわしいような言葉をしっかり言えるように頑張りたい」と気合は十分。選手宣誓の言葉は今後、仲間と考える予定だ。
提案した中谷監督は「全校の選手を代表して、やらせてもらえることはとても光栄なことだと思うので、胸を張ってやってみてほしい」と期待を寄せ「引きそうな気がしていた。(提案した)僕の引きも強い」笑いを誘った。「言いにくいことも含めて、コミュニケーションを取ろうとするキャプテンなので、チームは非常に良い雰囲気で進んでいってくれると思う。辻のおかげで」と信頼を明かした。
同校は第7日(13日)の第3試合(13時10分開始予定)で霞ケ浦(茨城)と初戦の2回戦を戦う。組み合わせ抽選中は「早く対戦校がわかれば良いなと、わくわくした気持ちが大きかった」と話した。対戦経験のない相手だが「自分たちの目標は日本一なので、特に相手がどうとかっていうのは無く、変わらずにやろうという気持ち」と語った。甲子園は1日に100周年を迎えた。「聖地で、自分たちがずっと目標にしていた舞台なので、そこでしっかりと躍動して、選手宣誓でもしっかりとしゃべって、いろいろなところでみんなに感動を与えたい」と意気込んだ。【塚本光】

