金足農(秋田)・吉田大輝投手(2年)が1球1球感覚を確かめた。ブルペンで相馬捕手の構えたミットに向けて50球。報道陣や野球ファンが見つめる中で「大阪入りしてから一番いい感覚でした」とうなずく、納得の投球を披露した。なかでもストレートは見ている大人たちが思わず笑ってしまうほど抜群だった。この日のテーマに置いた直球の質は「ばっちりです」。調子は上々だ。
初戦は大会第3日の第2試合で、西日本短大付(福岡)と対戦する。「バッティングがいいチームだと聞いている。自分がゼロに抑えれば負けることはない。しっかり集中したい」と闘志を燃やす。日本ハム新庄監督の母校ということは「最初は知らなかったです。記事で見てびっくりしました」。兄の吉田輝星は昨オフに日本ハムからオリックスへ移籍。浅からぬ縁も感じながら「話題性もあるチーム。負けたくない」と力強く言った。
順調に日程が進めば、初戦はパ・リーグの試合がない9日に行われる。兄については「できれば(応援に)来てほしいって感じです」と頬を緩めた。6年前、甲子園のアルプス席から目に焼き付けた兄の勇姿のように、吉田がマウンドで躍動する。【浜本神威】

