今春センバツで全国制覇した横浜(神奈川)が、甲子園後初となる公式戦で8安打11得点の5回コールド勝利。昨秋から続く公式戦勝利を21連勝に伸ばした。
春のスタートも、頼れる主将・阿部葉太外野手(3年)が、チームをけん引した。初回、中前打で先制に貢献。3回には2死満塁から打者一掃の左越え適時三塁打。4回にも2死満塁から右中間をまっぷたつに割る適時三塁打で3安打6打点。相手投手が内角攻めを徹底する中で「真っすぐ待ちをしながら変化球に対応した」と難なく攻略した。
U18日本代表候補選手強化合宿をコンディション不良のため辞退も、センバツ終了後、3日間休養をとり、その後は調整を続け約1週間前に全体練習に参加した。「自分は走者がいるところで打つ選手だと甲子園の時から言われていた。これに満足せずに次のランナーがいるところでしっかりと返せるようにしてやっていきたい」と、力を込めた。
村田浩明監督(38)は「初戦ほど怖いものはない。春の初戦はベストで行くとずっと言ってきた」と話すも、夏に向け新しい戦力もチームに課してきた。「他の選手もチャンスが来ると練習してくれると思う」と、この試合、3番手で公式戦初登板の福井那留投手(1年)、センバツではベンチ外の東浜成和投手(2年)をマウンドに送り好投。センバツ優勝からわずか13日で、新しい横浜の強さを見せつけた。
夏に向けてのテーマは「本物」。阿部葉は「センバツで優勝して帰って来て、春の大会を勝ってこそ『本物』と、チームとして位置付けている。春を、どんな形でも勝ち切り『本物』のチームになって夏に挑みたい」と、春夏連覇を見据える。

