<全国高校野球選手権:済々黌3-1鳴門>◇13日◇2回戦

 済々黌(熊本)が春ベスト8の鳴門(徳島)を下し、90年以来22年ぶりの勝利を挙げた。打線は7犠打を決め、5番西口貴大捕手(3年)のソロ本塁打など、大技小技を絡めて3点を奪った。投げては左腕エース大竹耕太朗(2年)が9回4安打1失点(自責0)で完投と投打がかみ合った。自身が選手時代以来の甲子園勝利に池田満頼監督(39)は「格別の思いがあります。当時も校歌を聞いたなと、懐かしく思いました。(選手は)普段通りできました」。地元から駆けつけた大声援をバックに、躍動した選手をたたえていた。