<全国高校野球選手権:大阪桐蔭8-1天理>◇20日◇準々決勝

 天理は大阪桐蔭相手に好機をつくったが、ミスが痛かった。1点を追う2回、相手の連続失策で無死一、二塁の好機をつくった。続く吉村昂祐内野手(3年)の初球、捕手からのけん制に二塁走者が飛び出し、三塁手前でタッチアウト。3回、4回も得点圏に走者を送りながら、無得点に終わった。橋本武徳監督(67)は「チャンスがあったんだけどね。ミスが出たね。好投手相手に点が取れないと」と悔やんだ。終盤は大阪桐蔭にペースを握られ、9回に吉村の一発で1点を返すのがやっと。ベスト8で涙をのんだ。