<高校野球奈良大会:智弁学園3-4大和広陵>◇24日◇準々決勝◇佐藤薬品スタジアム

 2年ぶりに甲子園を目指す智弁学園が、大和広陵に3-4のサヨナラ負けで準々決勝で姿を消した。

 先発したエース川村大二朗投手(3年)が、走者を塁に出しても得点を許さなかった。0-0で迎えた5回。川村自身がレフトへ本塁打を放ち、先制した。6回にも1点を入れ、2点のリードをもらった。

 しかし6回裏2死一、二塁から8番森田に逆転の3点本塁打を許した。その後、追いつき3-3の9回裏。先頭に安打を許すなど無死満塁にしてしまう。2番平野昌志に直球を中前に返され、サヨナラ負けを喫した。

 「情けないです。自分のミスで終わってしまい申し訳ない(打たれた瞬間は)分からなかったです」と、川村は声を振り絞った。

 小坂将商監督(36)は「3年生バッテリーが一生懸命がんばってくれた。勝たせてあげたかった」と話した。