<高校野球栃木大会:作新学院1-0佐野日大>◇27日◇準決勝◇清原

 栃木県初の夏3連覇を目指す作新学院が、昨秋、今春の県大会を制して3季連続優勝を狙った佐野日大を退けた。

 打線活発な両チームの打撃戦が予想されたが、息詰まる投手戦に。作新学院は4回1死から3連打で1点を先制したが、佐野日大の左腕田嶋大樹投手(2年)のキレのある球に苦戦し、追加点を奪えなかった。だが、先発した渡辺雄麻投手(3年)が粘りの投球で得点を許さず、9回は3者連続三振で締めて6安打完封勝利を挙げた。高校初完封となった田嶋は「ずっと佐野日大と戦いたいと思ってやってきた。完封は意外でしたがうれしいです」と喜びをかみしめていた。