<高校野球群馬大会:東農大二3-2前橋工>◇27日◇準決勝◇上毛新聞敷島球場

 東農大二が4番吉沢有外野手(3年)の一振りで4年ぶりの決勝へと進んだ。0-1で迎えた8回表2死満塁から、右翼越えの逆転3点二塁打を放った。

 5回終了後、普段から打撃談議をかわす控えの河村崇仁外野手(3年)から助言をもらった。「もっと右足に重心乗せた方がいいよ」。25日の試合から「何故か中途半端なスイングだった」と悩める主砲を救う一言だった。吉沢は「試合に出られない人の分まで打ちたい」と決勝に向け燃えた。決勝は28日、前橋育英と対戦する。