<高校野球広島大会:瀬戸内1-0新庄>◇30日◇決勝◇しまなみ球場

 28日に延長15回引き分けで再試合となった広島大会決勝は、瀬戸内が接戦を制し、13年ぶり2度目の甲子園出場を決めた。

 この日も、瀬戸内・山岡泰輔投手(3年)と新庄・田口麗人(かずと)投手(3年)の投げ合いとなった。互いに譲らず、両チーム通じて初得点となったのは、8回裏。1死二塁から、大町太一捕手(2年)が一、二塁間を破る右前適時打を放ち、これが決勝点となった。

 瀬戸内・山岡は5安打無失点の完封勝利。準決勝から、29イニング連続無失点で甲子園「切符」を手に入れた。「最高の投手と投げ合えてよかった」とプロ注目の左腕との投げ合いを制し、笑顔を見せた。