<全国高校野球選手権:開会式>◇8日

 春夏通じて初出場の北北海道代表・帯広大谷の杉浦大斗(ひろと)主将(3年)が、選手宣誓を務めた。

 内野から外野スタンドまで、ぎっしり埋まった大観衆の中で、周囲への感謝と、すがすがしいプレーを誓った。大役を終えた杉浦主将は「大変緊張しました。大役を全うできて、ホッとしています」と笑顔を見せた。自己採点を問われると「90点くらい。少し、最初の方が(話すのが)早まってしまったので」と話したが、報道陣から「そんなことはなかった」との声が。それを聞いて「じゃ、100点で」と、満面の笑みで振り返った。以下は選手宣誓の全文。宣誓。

 私たちは今、この甲子園球場に立てることに幸せを感じています。第95回を数える長い歴史の中で、様々な困難を乗り越え、本当に多くの先輩方が、前を向き、夢、感動、勇気を与えてくれました。それを、私たちも継承し、また、先輩方に負けないように、決してあきらめず、仲間を信じ、未来を信じ、今よりも一歩でも前進します。今、生きていること、全てのいのちに生かされている重みをしっかりと受け止め、高校生らしく爽やかに、すがすがしいプレーをすることを誓います。平成25年8月8日選手代表北海道帯広大谷高等学校野球部主将杉浦

 大斗(原文まま)