第95回全国高校野球選手権大会を初出場で制した前橋育英(群馬)の選手らが優勝から一夜明けた23日、大阪市内の宿舎で心境を語った。荒井海斗主将は「まだ実感はない。本当にあそこにいたのかなという感じ」と口にしつつも「群馬のみなさんと喜べたら」と帰郷を心待ちにした。

 父でもある荒井直樹監督はこの日の朝もメンバーと日課のゴミ拾いを行い「歯磨きと一緒でいつも通りのことを繰り返さないと気持ち悪いですから」と笑顔だった。

 日本一の原動力となった2年生の高橋光成投手は両親からもらった「日本一の親になれたよ」というメールがうれしかったといい「自分でも本当によく投げたなと思う」と振り返った。