<全国高校野球選手権:甲子園練習>◇5日

 春夏連続出場の岩国(山口)が5日、甲子園練習第3日で聖地の土を踏んだ。前日4日までは、悪天候のためグラウンド不良で室内での調整となったが、この日は晴天に恵まれた。

 センバツでは初戦で神村学園に敗れた。「もう1度甲子園の舞台に立ちたい」と強い思いを持って、帰ってきた。

 打線の要となる4番の二十八(つちや)智大内野手は、センバツ後、夏の大会に向けて、課題だった守備を克服。「個人ノックも受けました」。成果は表れ、山口大会では無失策だった。

 打撃面でも「春は気負っていたところがあった」と反省。落ち着いて打席に入ることを心がけたところ、3割5分3厘の打率を残した。

 成長した主砲が、自らのバットでまずは1勝を目指す。