<全国高校野球選手権:三重9-3沖縄尚学>◇22日◇準々決勝

 「琉球のライアン」こと、沖縄尚学・山城大智投手(3年)の夏が終わった。

 5回を投げ1本塁打を含む11安打を浴びまさかの8失点。5回でマウンドを降り6回から右翼へ。7回の打席で代打を送られベンチに下がった。

 左足を顔の近くまで上げるライアン投法。力投型だけに疲労が心配されていた。立ち上がりから微妙な制球に苦しみ、直球のキレもいま一つ。4回まで3失点と粘ったが、5回に打者一巡の猛攻を受け5失点。悔しい降板となった。

 山城は「疲れはなかったです。ボール球を振らない、甘い球は逃さない。相手が上でした。負けて悔しいのは当たり前なんですが、甲子園は楽しかったです」と涙は見せず淡々と話した。

 卒業後は亜大(東都大学)進学を希望している。