<高校野球鹿児島大会:鹿児島情報5-4神村学園>◇19日◇準々決勝◇県立鴨池

 神村学園の夏3年連続甲子園出場の夢は消えた。6回に豊田湧也投手(3年)の中犠飛で1度は勝ち越したが、7回に守備の乱れから逆転を許した。ショックのあまり、しゃがみ込んで動けない選手もいた。「最後に自分たちが力をあるところを全員で見せたかった」。1回に左中間を破る先制の2点適時三塁打を放った大坪直希捕手(3年)の言葉に力はなかった。

 春2回、夏3回、甲子園に導いた山本常夫監督(52)の今夏限りでの退任が決まっている。ただ選手、保護者らが反対の署名運動を行っているという。山本監督は「1点を着実に取る野球ができなかったし、守備で明暗を分けた。選手は今までやってきたことを今後の野球人生につなげてほしい」と静かに話した。

 ◆山本常夫(やまもと・つねお)1961年(昭36)1月13日生まれ。大阪府出身。近大付から日体大に進学。現役時代は外野手。母校・近大付で2年間コーチを務める。その後は大阪府、兵庫県で審判員。甲子園での審判経験もある。07年から神村学園の監督に就任。楽天柿沢貴裕外野手らを育てた。保健体育科教諭。