<高校野球島根大会:石見智翠館10-6立正大淞南>◇26日◇決勝◇松江市営

 2年続けて決勝で涙をのんだ石見智翠館が、8年ぶり8度目の甲子園切符をつかんだ。昨夏と同じ、立正大淞南との対戦。1回、主将で4番の西田和生内野手(3年)が相手エースの下園直登(3年)から先制の適時打を放ち、流れを引き寄せた。「チームを勢いづけて、借りを返したかった」と振り返った。

 昨年の決勝は5-6と、1点差で涙をのんだ。それから1年後のリベンジ勝利。末光章朗監督(43)は「自分のバッティングをするようにと言っていた結果が出た」と選手をたたえ、「みんなで校歌を歌いたい」と話した。

 ◆石見智翠館(いわみちすいかん)1907年(明40)創立の私立校。生徒数は490人(女子215人)。野球部は66年創部。部員数は70人。甲子園出場は春1度、夏8度目。03年夏4強。主なOBは中日谷繁元信、DeNA小林寛ら。所在地は江津市渡津町1904の1。竹迫繁校長。◆Vへの足跡◆1回戦8-0情報科学2回戦4-2大社3回戦9-3江津準々決勝9-5浜田準決勝2-1開星決勝10-6立正大淞南