<高校野球石川大会:星稜9-8小松大谷>◇27日◇決勝◇石川県立

 星稜が9回裏に8点差を逆転する、まさかの大逆転サヨナラ劇で、2年連続17度目の甲子園出場を決めた。<主な大逆転劇>

 ◆決勝では異例

 地方大会決勝では58年明治、86年学法石川、01年聖光学院が4点差を逆転サヨナラ勝ちしているが、8点差はない。また、サヨナラではないが98年秋田大会決勝で、金足農が秋田商を相手に6回終了時10点差(6-16)を逆転し17-16で勝った。

 ◆9点差逆転サヨナラ

 02年夏の大分大会2回戦で中津北が5-14から9回裏、4連続押し出しや満塁走者一掃二塁打などで一挙10点。緒方工に15-14でサヨナラ勝ち。

 ◆逆転の報徳

 61年夏の甲子園1回戦で報徳学園が延長11回表、倉敷工に6点を奪われながら裏に6点を取り返し12回7-6でサヨナラ勝ち。

 ◆甲子園の8点差

 春夏で逆転勝ちの最大得点差は97年夏1回戦で市船橋が文徳に1-9→17-10で勝った8点差。逆転サヨナラの最大は04年春の済美7-6東北、06年夏の智弁和歌山13-12帝京の各4点差。

 ◆プロ野球では

 逆転サヨナラの最大差は6点。93年6月5日に近鉄がダイエー戦の9回裏、2-8から9-8。