九州国際大付(福岡)は投手陣の甲子園マウンド争いが激化した。7日、兵庫・西宮市内での練習で、シート打撃に2人のハーフ投手が登板。右肩痛のため県大会では1度も投げなかったジャーマイアス賢三(3年)が約1カ月ぶりに打者と対戦。父がハンガリー人で小学1年までカナダで育った右腕は「もう肩は違和感がない」。ナイジェリア人の父を持つアドゥワ大(まさる=3年)も、今大会最長身の196センチから角度ある球を見せた。エース安藤幸太郎(3年)ら左腕3人の継投が軸だが、2人の右腕が加わることで、相手をより幻惑させる。