智弁学園(奈良)の怪物・岡本和真内野手(3年)が8日、開会式のリハーサルでセンバツ以来となる甲子園の土を踏んだ。高校通算73本塁打のスラッガーは聖地を行進し「久々に帰ってきたな」と雰囲気をかみしめた。

 リハーサル後は場所を移して約2時間練習。蒸し暑い気候で体を動かし、アンダーシャツはすぐに汗まみれ。打撃練習の途中で小坂将商監督(37)から「ビショビショで恥ずかしいからこれやるわ」と半袖のシャツがプレゼントされた。怪物はすぐに着替えると、サク越えを2本放った。

 「外で(練習を)やれる方が気持ちも高くなる。夏生まれなので、夏は得意」とニヤリ。第5日、明徳義塾(高知)との初戦が待ち切れない様子だった。