<全国高校野球選手権:敦賀気比16-0坂出商>◇11日◇1回戦
敦賀気比(福井)は、1番・篠原涼内野手(2年)が2ランを含む4安打4打点を挙げるなど、21安打16得点の猛攻で、坂出商(香川)に大勝し、17年ぶりに初戦突破した。
敦賀気比の「1番一塁」篠原が5打数4安打4打点。初回の左前打が4点先制を呼び、5回の2ランが中押しに、7回の二塁打はダメ押しにつながった。
7回の二塁打は右翼線を抜ける打球。50メートル6秒2の俊足で三塁打にすれば、野球人生初のサイクル安打達成だった。「ちょっと意識しましたけど、あれは(三塁まで)無理する打球ではないんで」。
もともとは二塁手。「ハンドリングのうまい選手を一塁に置きたかったし、思い切りのいい打撃をする」(東哲平監督=34)と、福井大会前に「1番一塁」に定着した。公式戦は本塁打ゼロながら甲子園前、2歳上の兄翔さんに「本塁打打つよ」と宣言し、初戦で予告アーチを実現させた。
2年生エースの平沼翔太が3安打完封し、16点差圧勝で初戦を突破。5年ぶりの夏を祝って広島東出が焼き肉、巨人内海がジャージーとTシャツを贈ってくれた。恩返ししてあまりある圧勝だった。【堀まどか】
◆福井県最多得点
敦賀気比の16得点、21安打はともに春夏を通じて福井県勢の甲子園最多。これまで得点は78年春の福井商14-0前橋、安打は02年春に福井商が明徳義塾戦で放った19安打が最多だった。
◆毎回安打
敦賀気比が記録。昨年1回戦の熊本工以来で通算72度目。
◆大差完封勝ち
敦賀気比・平沼が16点差で完封勝ち。16点差以上の完封勝ちは08年決勝の福島由登(大阪桐蔭)以来、7人目。

