<高校野球静岡大会:常葉学園菊川9-1静岡>◇25日◇決勝

 常葉学園菊川が静岡を下し、県では戦後初となる4季連続出場を決めた。1回、1番酒井嵩裕遊撃手(3年)が初球三塁打で口火を切ると、2回までに2者連続本塁打を含む7長短打で6点を先制。投げてはエース戸狩聡希(3年)が、6安打10奪三振で無四球完投した。女性記者にセクハラ(性的嫌がらせ)行為をしたと週刊誌が報じた問題で、前監督が謹慎。5月から指揮を執っている元中日外野手の佐野心監督(41)は「七転び八起き。いろいろなことがあって、普通は『もういいや』となるが、よくそこからもう1回はい上がった」と選手の精神力をたたえた。