<高校野球京都大会>◇20日◇3回戦

 龍谷大平安が5-1で花園に勝ち、2年連続の夏の甲子園出場に1歩前進した。1-1の同点で迎えた7回に、7番の飯田遼(3年)がスクイズを決めるなどして3点を奪い勝ち越した。原田英彦監督は、途中まで苦戦した展開に「相手投手がデータと違って変化球が多かった。最初は対処できなかった」と苦笑い。それでも、春は不調だったエース右腕、酒居知史投手(3年)が、今夏初登板で1失点完投したのが収穫だ。3回に頭部に死球を受けながらも、その後も全力で投げきった酒居は「攻めの投球を心掛けて、感情を出せるようになった。精神面が強くなったと思います」と笑みをこぼした。