第92回全国高校野球選手権大会(8月7日開幕)の山形大会の抽選会が1日行われ、出場校の組み合わせが決まった。16日に開幕する山形では、部員が不足していた金山が他部から助っ人6人が加わり計11人で出場し、12人の真室川との少数選手校対決に挑む。
硬式野球部にバスケットボールとソフトテニス部連合の、ナインならぬ「金山イレブン」が、年に1度の公式戦に挑む。エースで4番打者の大山将太主将(3年)は1年時からのレギュラー。入学後、チームは毎年部員不足で、春と秋の地区予選を辞退。唯一出場の夏は、ほかの運動部から助っ人を募って出場してきた。今年も助っ人が決まったのは6月中旬。大山主将は「昨年秋から出場できるかと不安で、何のために練習しているのかと思う時もありました」と振り返る。
初戦の相手は、やはり部員が少ない真室川に決まった。同じ最北地区同士で、昨夏から合同練習などで部員不足を補い合ってきた顔見知りだ。大山主将は「お互いに応援しようと思っていましたが、まさか対戦するとは。お互いに全力で頑張りたい」と、やはりエースの真室川・高橋拓主将(2年)と握手を交わした。
年に1度の公式戦は、1年夏からすべて初戦コールド負け。今夏後の野球部員は2年生3人になるだけに、「最後の夏になるかもしれない」という危機感も募る。厳しい環境の中で続けてきた大山主将は「9回までやって(公式戦で)1勝したい」と高校最後の夏にかける。【佐々木雄高】


