試合開始に先駆けて、ベイスターズの初代4番打者を務めたグレン・ブラッグス氏(53)が元ロッテ前田幸長氏(45)と1打席対決を行った。

 前田氏の初球は背中の後ろを通過する大暴投。ブラッグス氏がマウンドに詰め寄り、乱闘をにおわせる“お約束”シーンから、両氏はマウンドで抱擁を交わした。

 その後ブラッグス氏は、2ボール2ストライクからの6球目、110キロの直球を左前打した。来日は20年ぶりと言い「今日をすごく楽しみにしていました。現役当時、グラウンドに立つときはファンのためにいいファイトを見せようとプレーしていましたが、時々それが度が過ぎることがありました(笑い)。今日もいいファイトを見せられたでしょうか」と笑った。

 前田氏も「普段から子どもたちに野球を教えているので、ボールを投げることは久々ではないのですが、こうしてプロ野球のマウンドに立つのは引退後、初めてだったので緊張感がありました。やっぱりプロ野球のマウンドは良いですね。できれば、もう1度立ちたいなと思いました」とコメントした。

 ブラッグス氏とロッテOBとの1打席対決は、この3連戦で毎日行われる。