8月度の「日本生命月間MVP賞」が7日発表され、パ・リーグ打者部門で西武山川穂高内野手(25)が選出された。

 8月は、いずれもリーグトップの9本塁打、28打点、20四球、長打率6割9分6厘、出塁率4割5分1厘をマーク。チームの2位浮上の原動力となった。プロ4年目での初受賞に「すごくうれしい」と笑顔をみせた。

 今季は開幕1軍も5月に2軍落ち。7月8日の再昇格後は好成績を維持している。「レギュラーではないので、打たないと生き残れない。打たないと翌日のスタメンがない意識を毎日、1打席ごとに思って、1球たりとも無駄にせず、相手投手としっかり勝負できたのが要因だと思います」と話した。

 8月で印象に残る試合には、3打席連続アーチを放った2日楽天戦(メットライフドーム)を挙げた。「僕としても感触がいい本塁打。則本さんから打てたのは大きな自信になった」と振り返った。9日には富士大の1年先輩の麻衣子さんと結婚。今回の受賞も「もちろん奥さんのおかげと思います」と、内助の功への感謝も忘れなかった。