侍ジャパンが、稲葉篤紀監督(45)の就任後初となるフル代表による強化試合を勝利で飾った。

 「開幕投手」を務めた千賀が、2回を投げ6者連続奪三振の快投を見せた。2番手今永、3番手東浜もそれぞれ2回無失点でつないだ。互いに無得点で迎えた6回、柳田、筒香の連続適時打で2点を先制すると、7回を田島、8回を岩崎、9回山崎が完封リレーで、オーストラリア打線に付け入る隙を与えなかった。

 試合後の稲葉監督の一問一答は次のとおり。

 -稲葉ジャパン最初のフル代表、そして今年の初陣

 稲葉監督 少し緊張感ある中で始まりましたが、投手陣がいい形で打撃陣に回してくれたので、非常にしびれる試合になった。いいスタートだったと思います。

 -6投手で完封。中でも千賀が圧巻の投球

 稲葉監督 さすが。この時期ですがしっかり調整してくれた。それぞれの投手が特長をしっかり出して抑えてくれたと思います。

 -柳田、筒香が適時打

 稲葉監督 その前の秋山が粘って粘ってフォアボールを選んで、それを送ってという形が良かったと思うし、それをしっかり返す勝負強さはさすがだと思いました。

 -どんな言葉で選手を送り出した

 稲葉監督 今持てる全力で戦おう、という話をしました。

 -地元愛知に凱旋

 稲葉監督 2020年の東京オリンピックに向けていいスタートが切れました。また皆さんに応援してもらえるチームを作っていきたい。