西武先発の十亀剣投手(30)が、6回2/3、1安打2四球1死球で無失点と好投した。

 サイドから繰り出す直球に力があった。序盤は「抜ける球が多かった」というスライダーも、5回以降は修正。100球をメドにしていたが、わずか65球で7回2死まで到達。他の投手の登板機会を確保するため、イニング途中で交代した。

 「自分としては、内容は満足していません。1~3回はフワフワしていた。次回へ、修正しないといけない」と序盤の投球を反省。単純な結果だけを良しとしなかった。

 今季から「軸足に、しっかり乗ってから捕手に踏み出せる」ことを目指し、2段モーションに着手。この日も「力がうまく伝えられている」と手応えがあった。

 開幕2カード目初戦、本拠地開幕となる4月3日のソフトバンク戦に先発の見通しだ。